君たちはどう生きるか


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 本日から「起業家精神育成セミー = e-project」が」いよいよ開講いたします。
生憎の空模様ですが開催は室内ですので、まぁ関係ないと言えばありませんが・・・・・・・。
セミナーの模様などに関しては動画編集が終わり次第、You Tubeにアップしますのでどうかご期待下さい。

 さて、宮崎駿氏の渾身の作品と言われている「君たちはどう生きるか」が昨日公開されて、ネット上でも様々な論評がなされています。
 この作品に関しては事前のプロモーションや作品情報などは一切オープンにされて居なかったので、封切りと同時に超豪華な声優陣の名前や米津玄師の主題歌などが明らかにされて、ネットなどで話題になるのは仕方ありませんが、でもやはり肝心なのは映画の内容です。
 題名からもお分かりのように、この映画は今から90年近くも前に発表された、吉野源三郎氏の小説をモチーフに作られています。小説自体のメッセージとしては、この小説
が発表された「軍国主義の真っ只中」という時代背景を考えれば、その内容は大変に示唆に富んだ夢のある(でもとても現実的な生活感を伴った)ストーリーなのですが、驚くべきはその中に現在の「量子力学」に繋がる根本的な宇宙的な哲学思想がベースに組み込まれている事です。
 小説の主人公が「コペル君」と呼ばれている少年である事からも明白ですが、現在では「古典物理学」と呼ばれる様になった「ニュートン力学」が幅を利かせているコンピューターもない時代を舞台に、世界の成り立ちを「分子構造」として捉え、その集合体として人間社会や宇宙の仕組みを考えた上で、テーマとしては人間の生き方や心のあり方を読む人に投げかける、壮大な内容の小説です。

 私もまだ映画自体を見ている訳ではないので、この三連休の最終日にでも観に行く予定でいるのですが、普通に考えてみてもその様な壮大な内容のテーマのものを一回や二回観ても理解できる訳がない事は容易に想像が付きます。
 「正解は一つではない」という考え方は、今回の
e-project」の根本を作っている大きなテーマのひとつなのですが、今回の「e-project」が目指そうとしている若者の未来と、奇しくも同じベクトルを描いている「君たちはどう生きるか」は、これからの未来を生きる若い人たちへの礎(いしずえ)となる考え方を「量子物理学的」な側面からの発想で学んで行こうするセミナーでもあります。
 ぜひご期待下さい。

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